『税金で買った本13』は、高校のビブリオバトル。図書委員の柴さん、友人・灰坂とともに市のビブリオバトル参加することになった石平くん。
全力を尽くして戦い、仲間と打ち解けるのは、スポーツもビブリオバトルも同じ!まさか、本紹介で青春を感じるとは思わなかったよ…。
『税金で買った本13』あらすじ
学校司書の芦川から頼まれ、市の図書館で行われるビブリオバトルに参加することになった石平くん。メンバーは図書委員の柴さんと友人の灰坂。
けれど、柴さんは大勢の前で発表するタイプのビブリオバトルには出たくないと言い出し…。
そこで、初心者の石平くんたちも交え、試しに学校でコミュニティ型のビブリオバトルをやってみることに。
ビブリオバトルとは
ビブリオバトルは本の紹介ゲームのこと。一人ずつ本を紹介していき、「どの本が一番読みたくなったか」を競う知的バトル。
コミュニティ型とイベント型があり、今回みんなが参加するのがイベント型。不特定多数を相手に本のプレゼンをします。
石平くんが紹介したのが『バッタを倒しにアフリカへ』。バッタ研究者のバッタへの変態的な愛と行動を綴ったエッセイで、私も大好きです。
自分の好きなことを他の人がわかってくれねエかも(中略)そんなときどうやったら伝えられるかっつーと、自分自身が面白くなる!
確かに、好きの極みですよね。この本。
どんなに発表しても好きな本のことをわかってもらえない柴さんは、石平くんの言葉にうごかされ、出場を決意します。
人の顔色見て、自分の好きなこと胸張って言えねーのはダサいって、柴もそう思わねえ?
このビブリオバトルで紹介された本、どれも面白そう!読んでみたくなりました。
- 『タイの地獄寺』(柴さん)…地獄寺って一体なんなの
- 『ヤクザときどきピアノ』(灰坂)…ヤクザライターがピアノを習う
- 『変り兜: 戦国のCOOL DESIGN』(東高)…変は強さだ
- 『乙女の本棚シリーズ 恋愛論』(東高・津島さん)…え?乙女チックじゃない…?
- 『「若者の読書離れ」というウソ』(司書・芦川さん)…「今時の若者は~」論者を論破する一冊
灰坂くんが紹介した『ヤクザときどきピアノ』、読んでみたけど、音楽の表現が極道ワードなのが面白いです。おすすめ。
相互返却・相互弁償
「もしかして私達、入れ替わってる!?」そんなセリフとともにやってきた相互返却。隣町の図書館の本がウチの図書館に…。
そういう場合、それぞれの図書館に赴いて返却作業を行わなければならない、地獄のルーティンが利用者をまっているのです。
この場合は利用者が動くけれど、自分の図書館の利用者が他の図書館の本を無くした時は、自分の図書館で弁償をする場合も。
しかし、そんなことは頓着しない迷惑利用者・竹中は、白井さんの苦労を踏みにじり怒りを買うことに…。
こういうトラブルが面倒だから、私はなるべく他の図書館から本を取り寄せないようにしています。
- 『税金で買った本』…久しぶりに訪れた図書館で一悶着。本の弁償について
- 『税金で買った本2』…なんだかんだで図書館でバイトを始める主人公
- 『税金で買った本3』…弁償と延滞を繰り返すブラックリスト利用者
- 『税金で買った本4』…選書会議と本を独占する困った人、お泊り会のお話も
- 『税金で買った本5』…トラブルメーカー登場!図書館の仕事を混乱に陥れる!
- 『税金で買った本6』…本のラベリングと移動図書館、そして迷惑利用者のブラックリスト
- 『税金で買った本7』…秋の蔵書点検。図書館は休みでも、職員たちは休めない…!
- 『税金で買った本8』…予約が殺到する芥川賞・直木賞受賞本の予約について
- 『税金で買った本9』…朝の新聞争奪戦から、閉館間際の迷惑客、またしても揉める選書会議
- 『税金で買った本10』…本の除籍と再利用について。借りられない本を逆手にアピール
- 『税金で買った本11』…読書感想文のマークはなぜ牧羊神なのか?石平くんの過去も判明
- 『税金で買った本12』…読書感想文マークの後日譚と図書館のいろいろな業務
- 『税金で買った本13』…ビブリオバトルで好きな本をプレゼンする高校生たち
- 『税金で買った本14』…厄介な館長補佐が無理難題!どうする非正規職員たち!
- 『税金で買った本15』…新人職員がやってきたり、子供向けの図書館ツアーでトラブルが続出したり
- 『税金で買った本16』…図書館にタヌキが侵入したり、SNSでバズったり、バズらなかったり
- 『税金で買った本17』…弁償本が絶版の場合、代わりの本を選ぶのって実は大変なのだった


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