『しあわせは食べて寝て待て6』では、新天地に向かった人たちを羨ましく思いつつも、鈴さんやウズラさんたちと穏やかな日々を過ごすさとこ。
そして、司は自らの過去に向き合うことになり、さとこもそれに協力することに。
一旦連載終了で物語も一段落。最後はほっこりと暖かく、幸せな読了感でした。
『しあわせは食べて寝て待て6』あらすじ
団地の大家・鈴さんから将来的に団地の部屋を譲られることになったさとこ。
家賃が浮いたお金でやりたいことを考えるものの、通院時の不安で希望がもてなくなってしまう。
そして弓ちゃんや八ツ頭さんたちも団地をさり、高麗さんはパートナーを連れてくる。周りの変化に心がざわつくこともあるけれど、鈴さんやウズラさんと心地よい日々を過ごす。
そんな時、司から山に向かう理由を聞かされ、彼の過去に向き合う協力をすることになり…。
情けは人の為ならず
人にかけた情は巡り巡って自分に返ってくる。
引きこもりの八頭さんや家庭不和に悩んでいた弓ちゃん。彼らはさとこさんによって生きやすい場所を見つけることができました。
彼らの感謝の言葉を聞いて、照れくさいように笑うさとこさんに吹く風。そのコマがとてもすてきでした。
暮らしに寄り添う薬膳
さとこさんが団地に越してきて4年。最初は司さんに恋心を抱いていましたが、今は近くで暮らしをともにする同士のような存在になっていきます。
鈴さんやオクラさん、高麗さんといった団地の面々とも付かず離れずの良い関係で。
こんな風に恋愛でも家族でもない、でも大切な関係って人生に必要なんだと思う。それは日常の食に加える薬膳のように、やさしく心と体を癒やしてくれるから。
すてきな漫画をありがとうございました。
しあわせは食べて寝て待て 感想
- しあわせは食べて寝て待て…持病を持つ主人公・さとこが薬膳に出会う
- しあわせは食べて寝て待て2…団地のコミュニティと個性的な人々
- しあわせは食べて寝て待て3…モヤモヤした心に薬膳を
- しあわせは食べて寝て待て4…心と身体に合わせた住まい選び
- しあわせは食べて寝て待て5…贅沢貧乏で心地よい暮らしを
- しあわせは食べて寝て待て6…幸せな読了感。暮らしの中の薬膳と人とのつながり


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