中央アジアを舞台にした乙嫁語りですが、今回の舞台はイギリス。タラスを連れてイギリスへ帰国したスミスたちの暮らしが描かれます。
旅の仲間だったアリの結婚についても。
『乙嫁語り15』あらすじ
長い旅を終え、帰国の途についたスミス。しかしいきなり異国人であるタラスを連れ帰ったので周りは大混乱!特に母親は激怒し、結婚を認めない。
そこで、落ち着くまで友人・ホーキンスの所有する屋敷で暮らすことに。
一方、旅の仲間のニコロフスキとアリのその後も。ニコロフスキは家族と再会を果たし、稼いできたアリには結婚の話が持ち込まれる。
スミスとタラスの新生活
見知らぬ異国、それも身分階級が著しいイギリスに来たタラスさん。しかし、器用に料理をつくり、たくましく新生活に馴染んでいきます。
羊も馬もいるイギリスですし、調理道具などはそれほど変わらないので応用が効くのでしょうね。
スミスも、イギリスまで来てくれたタラスのために、羊を飼ったり結婚できるように根回しをしたりと努力を続けます。
どうも、スミスは末っ子気質なせいか、友人も家族(父と兄)も彼には甘いんですよね。
メイド漫画『エマ』よりも時代が古いので、人々のファッションも違って見比べるのも楽しいです。この頃はまだ、メイドのエプロンやキャップもシンプルなんですね。
アリの結婚
スミスの旅の頼もしい相棒だったアリ。もともと家が貧乏で嫁をもらう金が無いための出稼ぎだった。稼いで故郷に戻ると、結婚話が舞い込んできます。
アリのことが好きだった幼なじみのマディナは、アリとの結婚話を持ち込まれて嬉しい反面、お金目当てだと思われたくないのです。
この時代、この中央アジアでの結婚は一種のステイタスだったのかもしれません。
結婚ができないと社会的信用や仕事にも響いたのかも。
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