『乙嫁語り9』では、第一の乙嫁・アミルの友人、不器用で可愛いパリヤさんが婚活に奮闘する様子が描かれます。
『乙嫁語り9』あらすじ
街が襲撃され、そのお見舞いにとパリヤの縁談相手・ウマルが手伝いにやってくる。しかしパリヤは彼を意識しすぎて行動が空回りしてしまう。
そしてある日、お使いの途中で二人きりになるチャンスが。果たしてパリヤの思いは届くのか…。
パリヤさんの婚活奮闘記
パリヤさん、いい子なんです。でも、思ったことを素直に言っちゃうし、刺繍や料理よりも家業の陶芸が好き。
最近では、アミルとの狩りに興じるところが仇となって縁談が決まりませんでした。
お相手のウマルくんは、パリヤさんのそのままの姿が好きなんですけどね。
しかし、あくまで乙嫁(かわいいお嫁さん)を目指すパリヤさん。
相手にいいところを見せようと、苦手な刺繍に精を出し、「いい子」と評判のカモーラさんと友だちになり、影響を受けようとします。
思わず応援したくなるパリヤさん
しかし、生来のマイナス思考のためか、なかなかうまくことは運びません。ウマルくんの気持ちを勝手に推測して落ち込んだり。
パリヤさんの様子をみていると、相手の気持がわからなくて、どんどん悪い方向へ考えちゃうの、若い頃あったなあ…なんて思い出してみたり。
ウマルくんはこの世界に珍しい父子家庭の一人っ子(たいていは兄弟が多い)。お母さんを病気でなくしているため、女らしい女の子よりも元気で丈夫なパリヤさんがいいそうで。
後半は思いが通じ合ったふたりが、デートしたり(事件に巻き込まれて冒険になっちゃいましたが)、プロポーズされたり、将来のことを話し合ったりして、これでようやく、ひと安心です。
なんだか、パリヤさんは読んでいるうちに、親戚のおばちゃんのようにハラハラしながら恋を応援しちゃったので…
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