『乙嫁語り 5』はアラル海湖畔に住むおてんば双子の結婚式とアミルたちの日常。
ふたりは幼なじみの兄弟、サームとサーミとの結婚が決まり、式までの準備と華やかな祝宴の様子が描かれます。
『乙嫁語り5』あらすじ
まず、男たちは羊を屠り、女たちは沢山の料理をつくる。老若男女、親戚や近所の人が総出で準備にとりかかるのだった。
一方でアミルたちの日常の様子も。朝起きてから夜寝るまでの生活や、アミルが狩りの途中で手負いの鷹を助けたりといった日々が描かれる。
結婚式の様子
食べたり飲んだり踊ったり、数日続く宴会。しかし、花嫁は本来じっと座っていなければいけないのですが、そこはおてんば双子のこと。
旦那たちをこき使って料理をつまみ食いしたり、外に抜け出して踊ったりと、あいかわらずの暴れっぷり。今後大丈夫なんだろうか…。まあでも、お幸せにね。
結婚式がひと通り終わると、スミスも新しい土地に旅立ちます。
通りすがりの人まで結婚式に呼んでごちそうするのは、できるだけ沢山の人に祝ってもらったほうが幸せになるからだそう。
これは東南アジアなどでもみられる風習らしいです。
アミルの日常
最初の乙嫁、アミルさんとカルルクさんの、ある日の暮らし。アミルさんの視点で描かれます。
イラストにセリフ入りで、斬新な構図、緻密に描き込まれた絵は本当に美しい。
また、ある日アミルが怪我をした鷹を拾うエピソードも。鷹は彼らにとって特別な鳥なので世話をしても飼いならすことはしないのです。
飛べない鷹は、生きてゆくことができないので、殺すしかない。厳しい自然の中に生きる人々の掟は、時に残酷にうつることもあります。
それにしても、鷹の世話につききりのアミルさんにかまってもらえず、すねるカルルクさん。かわいいな。
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