『三護さんのガレージセール』黒谷 知也

ガレージセール 日常系
ガレージセール

三護さんのガレージセール』は、ガレージセールのために家を借りた女性と、お客さんの日常を描いた漫画。

家の近所にもこんな風にガレージセールをやっている家があるといいな。

「三護さんのガレージセール」あらすじ

在宅ワークで人としゃべる機会がない三護さん。だったらしゃべる機会をつくってしまおう、と自宅のガレージでガレージセールを開くことに。

しかし、普通のガレージセールと違うのは、ガレージセールをするためにガレージのある家を借りてしまったこと。

三護さんは在宅の仕事で普通よりも収入が多く、そのためついつい衝動買いをしてしまいます。

イヤホンなんて色違いでいくつももっていたり、持っているのを忘れて同じものを買い直してしまいます。

そんないらない物の処分と、「人と話すこと」を目的としているので、値段は格安でてきとう。

すると、そんな風変わりなガレージセールに、これまた風変りなお客さんが集まるようになり…。

風変わりなガレージセールと、風変わりなお客さんたち

類は友を呼ぶ、というのでしょうか、三護さんのガレージセールには一風変わったお客さんが集まります。

本を読みすぎて、家族から注意されるほどの読書家の主婦・宮崎さん。

趣味のドラマを講じて友だちになった高校生の舞原さん。

そして時にはお客さんではない人もやってきます。

近所の武藤さんは三護さんを気に入り、ソフトボールや焼き芋会に誘ったり、ガレージセールに物を買わず、逆に置いていったりします。

そんな風変わりな人たちとのコミュニケーションは、当初の予定とはだいぶ違ってきたけれど、三護さんのガレージセール・ライフはなかなかに充実してきています。

地域のひとたちと仲良くなったり、常連さんとガレージでなぜかおでんを食べたりとなかなか楽しそう。

1巻だけで終わるのがもったいない。もっと読みたい漫画でした。

作者は『書店員 波山個間子』シリーズの黒谷和也さん。本に関しても造詣が深く、作中にもよく小説やエッセイの話がでてくるので、本好きにもうれしいお話です。

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