『くまえもん』 海野 つなみ

くまえもんイメージ SF
くまえもんイメージ

不思議なゆるキャラと世間話をする不思議な漫画『くまえもん 』。しかしその世間話はあんがい深いのです。

食品会社につとめる顕(あき)のあみぐるみに、どういうわけか宇宙人の魂が憑依してできた「くまえもん」。

くまえもんは、とりあえず宿主の顕の家に居候しながら彼女の同僚たちともなかよくしつつ、地球ライフをたのしんでいくのでした。

著:海野つなみ
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地方のラジオを聞いている感覚

テレビのバラエティで知識を蓄えたためか、くまえもんの放つ言葉はけっこう鋭く、ときどき「なるほど~」と感心するアイデアを出すのです。

が、いかんせん、顕とその同僚たちの茶飲み話でしかないため、世間に影響を与えるようなことにはなりません。ただ、そのゆるさがいいんですよね。

なんだか地方のラジオを聞いている感覚になります。パーソナリティはよくこんな話する人が多いですしね。

案外するどい、くまえもんのアイデア

海野つなみ作品には、社会問題やそれを解決するアイデアを提示するものが多く「逃げ恥」はその代表だと思います。

『くまえもん』でも、くまえもんが独特の問題解決法を語っています。

・大阪駅の駅横一等地(梅田北ヤード)に大仏をつくる。結婚式やライブイベント、観光の目玉にしたら?
・相続税を100%、死後没収にする。そうすれば子どもは親を当てにせず、親はお金を残さず使うので経済も活性化するんじゃね?

実はこの大仏建立案、大阪のラジオ番組「辺境ラジオ」で取り上げられ「うめきた大仏」は思わぬ広がりをみせているそうで、今後の展開が楽しみです。

実現は難しいのだけど、こういう夢のあるアイデアで社会が少しでも良くなったらいいな、とおもうのです。

著:内田樹, 著:名越康文, 著:西靖
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海野つなみ作品感想

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