そろそろ、来年のカレンダーが欲しくなる季節。
でも、使えなくても欲しくなるのがマツオヒロミさんのカレンダーです。2017年版のマツオヒロミカレンダーは、もちろんカレンダーとして使えません。
著:マツオ ヒロミ
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けれども、ずっと飾って眺めたい!と思うのがマツオヒロミさんカレンダー。
マツオヒロミさんの絵を見ると、少女時代に心が戻ってしまうんです。

『百貨店ワルツ』 とのコラボ
このマツオヒロミカレンダー2017、イラストとデザインがとにかくすてきなんです。
他の年のカレンダーもすてきなのですが、2017年版は架空の百貨店を舞台にしたイラスト・漫画集『百貨店ワルツ』とコラボしているのです。
そのため『百貨店ワルツ』好きとしてはどうしても手に入れたかった…!
空想百貨店のカレンダーで上顧客気分を
こちらのカレンダー、架空の百貨店「三紅百貨店」のお得意様へ配られていたという設定なのです。
「三紅百貨店」 は『百貨店ワルツ』の中で、昭和モダンな架空の百貨店として登場します。
装飾の美しい商品ラベルやポスター、包装紙にいたるまで、マツオヒロミさんが全てをデザイン。
見ているだけで架空の百貨店でお買い物をしているような気分になれます。
うれしい付録つき
マツオヒロミカレンダーには毎年「付録」ついてくるのですが、2017年は三紅百貨店の絵葉書と一筆箋のセット。
絵葉書は二階の喫茶室をカフェ・ド・レモンのもの。 そして、一筆箋 は当時の休憩室に置かれていたレターセット、という設定です。
戦前の絵葉書は広告としての役割がありました。そのため、百貨店の絵葉書も美しい装丁で飾られたものが多く出回っていたそうです。
そんな豊かな百貨店文化を再現したカレンダー。おそらく当時の女性たちも、美しいカレンダーを使用後も飾っていたのでしょうね。

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