『乙嫁語り14』では、最初の乙嫁アミルの兄、アゼルの嫁取りの様子が描かれます。
乙嫁語り14 あらすじ
街の長老や周囲の遊牧民族たちが一同に介し、ロシアとの驚異に立ち向かうべく話し合いが設けられました。
その際、同じ草原の氏族ジャンディクと、アゼルたちハルガル族との間に縁談がもちあがります。しかし、紛争や懐具合などから返事を渋る族長はある条件を提示します。
その条件は「馬競べ」。
相手側の娘たちはかなり曲者揃いで、レースを妨害してきます。アゼルは姉のジャハン・ビケと一騎打ちで勝負に挑みます。
馬競べと嫁取り
草原の嫁取りの条件、それは「強い男」であること。アミルの年下夫・カルルクもアミルを守りたい一心でアゼルのもとに修行に来ているくらいです。
もともとアゼルさんは戦闘能力の高い人なのですが、それと対等に戦えるジャハン・ビケさんも強い!
婚約成立
いとこのジョルク、バイマトもレース中にそれぞれ気になる女性を見つけます。結局は3人とも嫁取りをすることができました。よかったよかった…。
実直なバイマトが、婚家で顔に傷を負った娘をあえて嫁にするところに男気を感じました。
中央アジアは男性上位社会です。でも、一方で真面目な男は女性に対してきちんと責任を負ってくれるので、こういうところは安心でもあります。
民族衣装について
お相手の氏族ジャンディクの娘たちは先端に房のついた、三角形の特徴的な帽子をかぶっています。これは中央アジアのカザフスタンの民族衣装らしいです。
詳しくはこちらの 森薫先生執筆「みんなで作ろう!中央アジアクッキング」に各国の民族衣装が描かれています。
カザフスタンといえば、美しい民族衣装がオリンピックでも話題になりましたね。
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