『小公女』と『マザーグース』をモチーフに、海野つなみさんが描くSF『小煌女2』。
各章のタイトルがすべてマザーグースの歌名になっています。
『小煌女2』あらすじ
『小煌女』の登場人物
- サリー…ベネディクト女学校のメイド
- ジノン(レベッカ)…惑星トアンの王女、次期女王
- セニン…ジノンの侍女
- オナスン…惑星トアンの首相の息子、女好き
- シクサ…オナスンの補佐
未来のロンドン。ベネディクト女学校に惑星トアンの姫・ジノンが留学する。やさしい物腰と凛とした態度で、たちまち学園中の憧れの的となったジノン。
メイドのサリーも、やさしいジノンに憧れの感情を抱くようになる。
しかし、ジノンの母星はテロで破壊され、地球に取り残されることに…。
その後、テロで大使館も破壊され1人ぼっちになったジノン。実は彼女の正体は侍女のセニンであり、二人は有事に備え入れ替わっていたのだという。
天涯孤独となったジノン(セニン)は難民申請を受け、女学校のメイド「レベッカ」として働くことになる。お姫さまがメイドに落ちてしまったことに、生徒たちは動揺する。
一方、他の星に駐留する生き残りのトアン人・首相の息子オナスンと、補佐のシクサは王女の行方を探すため、地球に向かう。
女学院の隣に住み着いた2人は調査を開始するが、オナスンはサリーと出会い、シクサはレベッカと出会うことで4人の運命が動き出し…。
王女様はメイドに落ちてしまいました
生徒たちはメイドに落ちたレベッカ(ジノン)に動揺します。「王女だから」と秘密を打ち明けた伯爵令嬢イライザはうろたえ、「王女だから」と彼女に憧れていたケイトリンは彼女を蔑みます。
けれど、レベッカはメイドに落ちても何一つ変わらないんです。
やさしく、凛とした態度は以前のまま。そんなレベッカを、サリーだけはずっと尊敬し、敬愛しています。
それが、二人の男性との出会いでこれからどう変わっていくのでしょうか…。
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