森薫さんのデビュー作『シャーリー』。13歳のメイドと女主人の日常を描いています。
『シャーリー』あらすじ
13歳のメイド・シャーリーは、カフェの女主人・ベネットさんの住み込みメイドとして働くことに。理由はベネットが年齢制限を書き忘れたから。
しかし、シャーリーは若干13歳とはいえ、家事は完璧。料理も美味しくてしっかりもの。忙しい働くベネットさんは大助かり。
こうして、小さなメイドと女主人の日常が始まっていく。
かわいいシャーリー
そしてまた、シャーリーがすっごくかわいいんです。
メイドの衣装でスカートがふわっとなるのをうれしがったり、ベネットさんが買ってくれた人形を喜んでお洋服をつくってあげたり。
そんな風に喜んでくれたら、なんでも買ってあげたくなっちゃいますね。
そして彼女、幼いのに家事全般こなせるんです。幼いので時々失敗しちゃうこともあるけれど、それもまた可愛らしいんですよ。
その他のメイド短編
その他「エマ」の原型のようなメガネのメイドさんや、いたずら好きな主人に呆れながらも仕える、気の強いメイドさんが登場するお話も。
初期作品なので森薫さんの特色であるこれでもかっ!っていう緻密な描き込みは正直弱いのですが、どれもみな心温まるお話でした。
森薫作品感想
- 『乙嫁語り』…中央アジア・シルクロードの花嫁
- 『シャーリー』…13歳のメイドと女主人の日常
- 『エマ(外伝)』…8~10巻の感想。結婚式やメイドの休日など
- 『エマヴィクトリアンガイド』…エマの副読本。19世紀英国の生活をイラストと文章で解説
- 『森薫拾遺集』…バニーにメイドにメガネっ子。森薫の軌跡がこの一冊に
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