『軍人婿さんと大根嫁さん8』。家族から疎まれていた過去を話す誉さん。すると、花ちゃんは意外な、でも優しい言葉をかけてあげるんです。
『軍人婿さんと大根嫁さん8』あらすじ
ある時、誉さんの不在時に弟・充が尋ねてきて驚く花ちゃん。
年が離れている上に、異母兄弟である二人。親や家の思惑で親しく交わることはなかったけれど、弟は誉さんに対して、家を追い出したことを申し訳ないと思っていたのです。
そして季節は夏から秋へ。台風に備えたり、カヨコさんと牛鍋を作ったり。穏やかな日々が過ぎていきます。しかし、そこに忍び寄るきな臭い話も…。
美しい風景描写
ストーリーもキャラクターもすてきなんですが、『軍人婿さんと大根嫁さん』は背景の描写がすごいんです。
誉さんの告白を聞いた花ちゃんが「一緒のお墓に入りましょう」といい、そこから山の中のきれいな場所にある墓地と川の様子が描かれます。
花ちゃん、あんたすごいわ…。誉さんの過去にビビるかと思いきや、慰めるでも、悲しむでもなく、「これからの人生は死ぬまで一緒」という意思表明をするんです。
その時の風景が美しくて。青を基調としたカラーで描かれています。
また、誉さんが弟の宿を尋ねた帰り道、陸橋から見える夜空が美しくて。大正時代の版画のようで叙情さえも感じるんです。
昭和の商店街や家の様子も詳細で、読んでいると花ちゃんたちの住んでいる世界にいつの間にか入り込んでしまうんですよ。
おまけマンガ
今回のおまけマンガは、誉さんと友人のお話。友人は誉さんの弟の猫が行方不明になった時、在原行平の歌を教えてくれました。
当時の誉は人と深く関わるのが苦手だったんですね。でも、花ちゃんという奥さんを得てからはずいぶん変わっています。ご友人にも見せてあげたかったなあ。
もう一つは、田中家のようかいさんのお話。
藁で編んだ縁起物の結納飾り。田中家ではオバアが名人で村の飾りを頼まれているのですが、オバアの作る飾りはなんというか…。
- 『軍人婿さんと大根嫁さん』…大根を洗っていた花ちゃんに、軍人の婿さんがやってきた
- 『軍人婿さんと大根嫁さん2』…軍に戻った誉さんと花ちゃんの離れ離れな生活
- 『軍人婿さんと大根嫁さん3』…花ちゃん街の軍旗祭に行く。村の冬祭りなど
- 『軍人婿さんと大根嫁さん4』…休暇が終わり離れ離れの寂しさと家族の優しさ
- 『軍人婿さんと大根嫁さん5』…夫婦水入らずの街の暮らしが始まった
- 『軍人婿さんと大根嫁さん6』…三角家にお泊りにいく花ちゃんの話と三角家の夫婦事情
- 『軍人婿さんと大根嫁さん7』…海や遊園地を楽しむ二人。ぐうぜん居合わせた部下たちは気が気ではなく…
- 『本編 窓拭きお兄さんが告られておじさん達が奮闘するマンガ』…若者の恋を応援する社員たち

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