『クロエマ4』では、クロエとエマの関係がギクシャクしはじめる。そして、エマ自身、知らなかった過去が明らかになり…。
『クロエマ4』あらすじ
クロエ家のリフォームを担当する建築士の大庵は時々妙な話を持ってくる。大抵はオチがなくモヤモヤするだけだったが、今度は施主夫婦が行方不明という事件性のありそうなもの。
クロエの占いにより、夫婦は夫の田舎である村にいるらしい。しかしそこはホラー映画の舞台となった伝承のある村だった。
そしていよいよ、エマに魔の手が…。
伏線なのか日常なのか
クロエマの魅力の一つに、クロエとエマをはじめ、各キャラクターの会話劇があります。スイスの高級マカロンの話から、オチのつかない謎の施主行方不明事件につながったり。
かと思えば、日常的な会話も面白いんです。クロエは経営者でもあるため、社会的な手続きについても語られ、これが案外、勉強になったりします。パフェの描写も美味しそう。
とにかく、どこまでが伏線で、どこまでが日常なのかがわからなくなる。そんな会話劇の中からまた新たな事件につながっていくのですが…。
4巻のラストでとうとう、エマの父であり、占い師である寧山新月にエマが見つかってしまい、その後連絡が取れなくなってしまいます。
エマの兄弟の話を読むと、どうもよくないことが起こりそうなのですが、クロエはどうするんでしょうか。
『クロエマ』はなんと、プライムビデオで2026年6月にドラマ化。多部未華子さんと杉咲花さんがクロエマにぴったりです。放送が楽しみ。
海野つなみ作品感想
- 『クロエマ』…お嬢様と貧困女子が人間関係の闇を暴く
- 『お見合い探偵 帷子ノ辻 椥』…名家のお嬢様がお見合い相手の問題を(勝手に)解決
- 『スプートニク』…他人同士のつながりや仕事、社会風刺をまじえながらコミカルに
- 『Travel journal』…編集者のたまちゃんと書店員ヒナの旅する漫画
- 『豚飼い王子と100回のキス』…童話をベースにした切なくて官能的な漫画
- 『くまえもん』…くまのぬいぐるみと社会問題を
- 『小煌女』…美しく切ない、未来のおとぎ話
- 『後宮』…古典をベースにした鎌倉時代の宮中エロス愛憎絵巻
- 『回転銀河』…今恋をしている人も、かつて恋をしていた人にも
- 『デイジー・ラック』…30歳幼なじみ四人の恋模様
- 『tsunamix(ツナミックス)』…初期短編集。リフォームとかホラーとか
- 『tsunamix2(ツナミックス)』…初期短編集2。王道少女漫画の中に見える海野つなみワールドが魅力
- 『キスの事情』…キスにまつわる医務にバス
- 『彼はカリスマ』…初期のオラオラ系男子王道少女漫画


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