『吉野北高校図書委員会』の舞台は徳島県の高校図書委員会。もう、甘酸っぱいやら切ないやら…。そして、徳島の方言や風景描写もすてき。
『スキップとローファー』など、青春漫画が好きな人におすすめしたい!
もともと山本渚さんの同名小説の挿絵を今日マチ子さんが担当。原作も高校生たちの甘酸っぱい恋愛と友情が描かれています。
『吉野北高校図書委員会』あらすじ
徳島県の吉野北高校。そこの図書委員会には委員長のワンちゃん、副委員長のかずらと大地、書紀の藤枝、後輩のあゆみがいた。
かずらと大地は親友同士。けれど大地とあゆみが付き合うようになって、寂しさを感じてしまうかずら。
そんな様子を見ていた藤枝は、かずらが大地のことを好きだと思い込み、思わずかずらに告白してしまい、気まずくなってしまう…。
男と女の友情の難しさ
男女の友情、難しいですよねえ…。相手に彼氏彼女ができたら余計に。あまり出しゃばると恋敵のようになってしまうし、さりとて仲の良い友達が離れていくのは辛い。
おまけに相手は可愛がっている後輩のあゆみ。あゆみちゃんは可愛いだけじゃなく、一途に大地を思っているから、かずらもその気持がわかるから引くしかないんだよなあ。
でも、そういうのって端から見ると恋のように見えるから、藤枝もやきもきしちゃうんだろうね。
藤枝も藤枝で、不登校だった時、ワンちゃんに誘われた図書室でかずらに一目惚れして、居場所をもらったみたいな感じだから余計になあ…。
かずらも、自分の気持をうまく言葉で説明できなくて。こればっかりは読書家のかずらでもこれは難しいのよねえ。
ああもう、青春てじれったい!
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