徳島を舞台にした『吉野北高校図書委員会2』、今回は真面目な図書委員長、ワンちゃんの恋を中心に物語が進みます。
みんなに頼られる真面目なワンちゃん、実は自分の気持が「恋」ということにも気づかなくて…。

『吉野北高校図書委員会2』あらすじ
委員長のワンちゃんは成績優秀で真面目。家でも弟、妹の面倒もみるいいお兄ちゃん。
でも、ある日、進みたかった大学をじいちゃんに反対されたことで家族とも溝ができてしまう。
両親は味方してくれたが、弟からも心無い言葉を投げられ、妹からは風邪をうつされ、更には信頼する司書の牧田先生の意外な趣味を知って動揺するワンちゃん。
周囲に流されるだけの自分に嫌気がさしてしまったワンちゃんだが、牧田先生の言葉で自分の気持ちを素直に家族に伝えようと決める。
委員長の初恋と藤枝の覚悟
最初、ワンちゃんは自分が先生を好きだってこと全く気づかないんです。鈍感にもほどがある…。でも、真面目な男の子が、年上女性の意外な姿を見ちゃったら忘れられませんよね。
考えてみると、先生はいつも生徒たちを見守ってくれていて、そんな優しさに惹かれていたのだと気が付きます。
一方、藤枝もかずらにもう一度、思いを伝えようとするんですが、なかなかうまくいかない。でも、二人の距離はぐっと縮まってきています。
二人で自転車で帰る川沿いの道の描写がすごくいいの!夜の川沿い、振り向くかずら、そこにセリフが一言。エモいってこういうことだわ。
キモオタ?の行夫ちゃん
図書委員会には、もうひとり、個性的なキャラがでてきます。行夫ちゃんはアニメ、ゲームオタクで容姿もちょっと独特。
一見、キモオタなんですがでもこの子、すごいんですよ。普通のオタクだったら自分の興味以外には無関心なのに、周りをよく見ていいて、気遣いもできる。
自分のことを「キモい」という女子にはわざとウザ絡みしたり、痛バッジつけたり。わかってくれる人だけわかってくれればいいスタンスなんですよ。
おまけ漫画で今日マチ子さんが行夫ちゃんを絶賛するのもわかるなあ。
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