『メフィストの漫画』喜国雅彦 国樹由香

ミステリ小説のイメージ ミステリ
ミステリ小説のイメージ

メフィストの漫画』は、ミステリ好きによるミステリ好きのための、ミステリ好き漫画のアンソロジー。

ミステリ雑誌・メフィストで連載されていた喜国雅彦&国樹由香夫妻の、ミステリにまつわる漫画の集大成。

単行本では、小口部分にも仕掛けがほどこされていて、装丁も凝っています。ミステリファン垂涎の1冊です。

著:喜国雅彦, 著:国樹由香
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ミステリとコメディの融合 『ミステリに至る病』

改めて喜国雅彦さんの偉大さを感じました。ミステリとコメディって融合できるんですね…。

古今東西の名作ミステリも喜国さんにかかるとコメディになっちゃうのがすごい。

ミステリに至る病』では、村おこしでミステリテーマパークを作ろうと村人たちがミステリ作品をあげていきます。しかしなぜか話題はエロの方へ…。

また、さまざまなトリックも紹介していて、その中には使えそうな鉄道トリックもあります。

すげぇよ、喜国さん。そして影山ヒロノブにちょっと顔似てますね

ミステリ作家のペット探訪 『あにまる探偵団』

各ミステリ作家さんのペット紹介漫画『あにまる探偵団』。家ごとにペットの性格も違っていて面白いです。

法月綸太郎先生の愛猫「ミドロさん」は、綾辻先生の『どんどん橋、落ちた』の登場人物から命名したそうです。

綾辻行人・小野不由美さんのお宅には当時、ポチとタマという名の兄弟猫がいました。

しかし、犬好きの綾辻さんは頑なに飼うのを拒んだため、子猫たちの可愛い時期を見逃してしまったとか。

小野主上のしつけのおかげで、ポチとタマは犬のような芸もできるようになったそうです。

それにしても、ミステリ作家さんちってペット率高いな。発売から時間がたっているので、当時のペットたちはほとんどが虹の橋を渡っています。

でも、作家さんたちはその後も犬や猫たちを飼い続けています。ミステリ作家と犬や猫は、とてもいいパートナーなんですね。

そして、まったくメディアにお顔を出されない小野不由美主上のご尊顔(イラストだけど)を拝めるのは、信頼関係のある喜国さんと国樹さんならではなんでしょうね。

「がんばれ!あやつじさん!」

その他「セッション―綾辻行人対談集」に掲載された「がんばれ!あやつじさん!」も掲載されています。

麻雀が大好きですが、いつも負け続ける綾辻先生。みんなのいいカモ…じゃなかった、よい麻雀仲間に恵まれていますねえ。

著:綾辻 行人
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