『八百八町表裏 化粧師』は、式亭三馬の息子で化粧師の式亭小三馬の活躍を描いた漫画。
女性を輝かす化粧を施し、庶民をあっと言わせるイベントを開催する。江戸のメイクアップアーティストであり、イベントプロデューサーである式亭小三馬の活躍を描きます。

『八百八町表裏 化粧師』あらすじ
作家・式亭三馬の息子、小三馬は「式亭正舗」という薬屋を営む傍ら、化粧水やコスメを販売し、その広告戦略も斬新。
新商品の浮世絵(ポスター)のモデルは、花魁たちのステイタスになっていた。
化粧師としての腕も抜群の小三馬。彼に化粧を施された女たちはみな、自信に溢れ、人生を切り開いてゆく。
小三馬のメイクには自身も気付かない魅力を見抜き、それを引き出す技量があるのだ。
一方で、売上の落ちた店には、人を呼ぶアトラクションを制作。また、在庫を抱えた店の生地を利用し、吉原で流行らせることで赤字を解消。
アイデアマンであり、アートプロデューサーでもある小三馬の店には、衣装・ヘアデザインの花火、キャッチコピーの定坊、浮世絵(ポスター)担当の春永先生、営業担当の両の字など個性的な店員が集まり、才能を発揮するのだった。

江戸のアートプロデューサー
『八百八町表裏 化粧師』の式亭小三馬は石ノ森章太郎先生が創った架空の人物です。
でも、式亭三馬の息子は実際に小三馬を名乗っていましたし、式亭三馬自身も薬屋を営んでいたそうなので、ありえないキャラクターではないのです。
蔦屋重三郎のように、小三馬も商品を売るだけでなく、アートプロデューサーとして広告全般をプロデュースしていきます。
時には自ら流行を作り出すことも。江戸の昔も、現代も、こうしたアイデアマンが流行をつくっていくんですね。

『八百八町表裏 化粧師』は過去にアニメ化も。こちらも見てみたい。
監督:福富 博, Writer:白州詠人, 出演:神谷 明, 出演:千堂あきほ, 出演:筈見 純, 出演:龍田直樹, 出演:坂東尚樹, 出演:梁田清之, 出演:麻見順子, 出演:中沢みどり, 出演:山田二郎

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