1970年代の少女マンガ『ふたりの童話』岩館 真理子

ふたりの童話 恋愛

実家で古いマンガ『ふたりの童話』を見つけました。70年代なので約40年前のもの。タイトルからして時代を感じさせます。

一人の少年にずっと片思いをしている主人公と彼とのすれ違いラブストーリーです。

著:岩館真理子
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ふたりの童話あらすじ

主人公・しのぶは小学校の頃から、ずっと高志に片思いをしていた。しかし、いつもすれ違ってしまう。
ようやく誤解が溶けたかと思え、ば高志くんが引っ越してしまったり、強気なライバルが現れたり…。果たしてしのぶの思いは届くのか。


著:岩館真理子
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今読んでもかなりヤキモキさせられる物語です。

中でもほろりとさせるエピソードがこれ。

中学に入ってまた高志と一緒の学校になれたのにもかかわらず、友達が高志を好きになってしまい、しのぶも気持ちをいえぬまま彼女に協力することになるんです。

たった一枚しか持っていない高志の小学校時代の写真も、「私にくれるために持って来てくれたのね」と、彼女に渡さざるをえない状況になってしまい、ボロボロと涙を流すしのぶ。

今だったら「私も好きなの」といえる子が多いと思いますが、70年代の主人公はなかなか自分からは言えないのです。

そこが読んでいるほうはヤキモキしてしまうのです。

ギターを弾き語る主人公

当然、携帯の無い時代なのでコミュニケーションの主流は手紙と家電話。

教科書にはさんだラブレターが実は本人が読んでいなかったといった騒動も、今では考えられないですね。

70年代といえば、オーバーオールに主人公がギターで自作の歌を弾き語る!ところは当時流行を感じさせます。

恋愛対象は身近な男性、70年代の恋愛パターン

同時収録された短編『おいてけぼりの冬』は、兄と婚約した同級生に苦手意識をもつ主人公。彼女は教育実習生に恋をするが、先生は兄の婚約者と親しげでイライラ。

問いただしたら実は彼女と先生はいとこで、先生は主人公のことが好き…といった、こちらも昔の少女漫画にありがちなパターン。

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やはり70年代の女子は、今ほど男子と知り合う機会がなかったらしい。

恋のお相手としては「同級生の兄弟」「教育実習生」「いとこ」「幼なじみ」など範囲がかなり限定されているのも印象的でした。

作中、主人公が思いを寄せる先生が吐くセリフが

「ぼかぁ、君が好きだ」

最近聞かないよね「ぼかぁ」って…。

時は移って平成の王道少女漫画『君に届け』手紙はメールになったけれど、少女たちの片思いの切なさ、思いが通じた時の喜びはいつの時代でもかわりません。

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