この漫画はお嬢様がメイドに落ちて苦労する「小公女」をベースにした未来のお話ですが、ここからはオリジナルの展開になっていきます。
『小煌女4』あらすじ
『小煌女』の登場人物
- サリー…ベネディクト女学校のメイド
- ジノン(レベッカ)…惑星トアンの王女、次期女王
- セニン…ジノンの侍女
- オナスン…惑星トアンの首相の息子、女好き
- シクサ…オナスンの補佐
トアン星の生き残りの少女レベッカと親友のメイド、サリー。
サリーは生き残りのトアン人、首相の息子オナスンと、レベッカは側近のシクサとの出会い恋にかわっていきます。
自身の出自をひた隠しにするレベッカは本当に王女ジノンなのか。
一方で、オナスンとシクサたち以外にも王女を探す動きがあり、どうやらトアン人同士にも、さまざまな思惑があるようで…
にせものの王女さま
「ロンドン社交界にトアン王女が現れる」という噂を確かめるべく、オナスンはサリーをバッキンガム宮殿のパーティーに誘う。(上流階級のパーティーは女性同伴だから)
「自分なんて(オナスンに)ふさわしくない、でも、彼が他の人を誘うのは苦しい」と悩むサリーに、レベッカはやさしく上流階級の作法を伝えます。
それは特別なマナーではなく「堂々として、笑顔でいること」なのでした。
ふたつの恋の物語
オナスンに恋心を抱くサリーでしたが、オナスンは「自分の星は暗く厳しい環境で、パートナーに苦労をさせてしまう」とサリーに伝えます。
選ばれるのはやはり自分ではない…と絶望するサリーでしたが、にせ王女探しをきっかけに二人は気持ちを確かめあいます。
このキスシーン、読んでいてきゅんきゅんします。これぞ少女漫画の醍醐味。
一方、シクサはレベッカの部屋に忍び込み、ふたりはつかの間、お茶会を楽しみます。レベッカをトアンの王女だと疑うシクサ、かたくなに認めないレベッカ。
疑惑と秘密を持つ二人はいつの間にか惹かれ合ってゆくのですが、トアンから王女の顔を知る神官たちが地球に到着。
王女と親しい神官のニアンはレベッカを訪ね、彼女を「王女」と呼ぶのですが…。
次で最終巻。
何度も読んでいるのに、この展開には毎回ハラハラします。果たして二人の恋と運命はどうなるのか。
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