『Travel journal』海野つなみ

旅イメージ
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『逃げるは恥だが役に立つ』の作者・海野つなみさんが描く『Travel journal』。編集者のたまちゃんと書店員ヒナの旅漫画です。

格安海外から国内の高級ホテル、コロナ渦での旅気分の作り方や、描き下ろしの旅行ファッションまで。読むと自分も旅を体験している気分になれます。

旅行に行きたくても、なかなか行けない人におすすめの旅漫画。

格安トラブル海外旅行とリッチな国内ホテル体験

南国への旅

最初の旅は4泊6日のハワイ。格安チケットを乗り継ぎで現地へ。

買い物と美味しいもの巡りであっという間に時間は過ぎていき、最後は空いた時間に公園でちょっと息抜き。

友人の結婚式に参加するついでに、ニュージーランドへ。モーテルを借り、自炊で滞在費を安く上げてイルカツアーと気球体験を予約。

結局天候に恵まれず気球は飛ばなかったけれど、街を散策する「予定外」もまた楽しいのです。

ホテルを楽しむ旅

ホテルを楽しむ目的の旅は「リッツ・カールトン」の高級フロアへ宿泊。高級ホテルライフを楽しみます。

季節や曜日によっては格安プランもあり、ヒナとたまちゃんもプールやスパ、1日5回のフードサービスを味わっています。非日常を味わえる高級ホテル体験という「旅」もいいですね。

旅のトラブル

イギリス・フランスツアーはトラブル続き。初日にたまちゃんが遅刻!なんとか飛行機には乗れたものの、搭乗手続きが終了してしまい、エディンバラからロンドンか帰れない!

その日は泊まって次の日の飛行機に乗れたものの、カードは不正利用疑惑をかけられるわ、フランスへの飛行機でもまたまたトラブル。

数々の問題に対処しつつも、予定外を楽しむふたり。旅は人生と同じで失敗だらけ。
でもそれをいかすことは、人生のヒントをもらうことなのかもしれません。

旅行気分を味わえる旅漫画

Travel journal』では、実際の旅行だけではなく、旅の気分が味わえる体験も描かれています。

ヒナの引越しは新しい部屋をニューヨークのロングステイに見立てて楽しみます。

旅行にいけない時はプランニング。どこへいこう?なにを食べよう?と計画しているときが一番楽しいとヒナはいいます。たしかにそうかもしれません。

旅のワクワクは計画からはじまっているのでしょうね。

コロナ禍でどこへも行けない時は、旅先で食べたスイーツをおうちで再現。旅気分を味わいます。スコーンやトルコの牛乳プリン・カザンディビが美味しそう。

どこにも行けなくても、日常生活を工夫することで旅は楽しめるんですね。

『Travel journal』はドラマにもなった『デイジー・ラック』に収録されたのが最初で、なんと単行本になるまで20年!

多少の流行の差異はあるものの、旅を楽しむ女性の姿は時代を経てもあまり変わりません。

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