いよいよクライマックス!『クロエマ5』では、父親の元に戻ったエマが音信不通に。エマを救うため京都に向かうクロエ。
占いVS占い。そして衝撃のラスト。占いとパフェのビターなミステリ、終幕です。
『クロエマ5』あらすじ
「友達でもない自分がエマを助けに行っていいのか」
クロエは悩みつつもエマを救出するために京都へ。シモンくんも合流しエマの救出へ向かう。
父親であり占い師・寧山新月と秘書の戸間は、死んだ弟の代わりにエマに跡継ぎにするため、精神的な軟禁状態においていた。
そんなエマの今後をかけ、新月とクロエは占いで決着をつけることになり…。
私はどうしたらいいですか
新月と戸間の、自分に選択させているようで、実は選択肢を一つに絞るやり方にゾッとしました。「軟禁生活を紛らわすために散在させる」って女郎屋のやり口じゃないの…!
この二人の共感性ゼロのサイコパス、恐ろしいな。
相対的な占いで相手に適切な解釈を与えるクロエと、スピリチュアルな直感で絶対的な答えを導く新月。
答えは同じでも、どちらを選ぶかはその人次第。ということは、答えは自分の中にもともとあるのかもしれない。
そして、ラストが「え?ここで終わるの?」という展開で衝撃的でした。
「私はどうしたらいいですか」
人は常に、自分ではどうしようもない状態に陥ってしまうものです。そしてそれを打破するのって自分以外の他人の言葉だったりします。
占いというのは絶対的なものではなく、自分ではどうにもできない状況に新しい解釈を与えるものなのでしょうね。
それにしても、シモンくんの作るパフェ、どこかで食べられないかしら。
『クロエマ』のパフェ、『スプートニク』のフルーツどら焼き、『デイジー・ラック』の天然酵母パン。海野つなみ作品コンセプトカフェができたらいいのに。
あとがきを読むと、なんと私の大好きな『お見合い探偵 帷子ノ辻 椥』の連載が決まったとか。続編が楽しみすぎる!
海野つなみ作品感想
- 『クロエマ』…お嬢様と貧困女子が人間関係の闇を暴く
- 『お見合い探偵 帷子ノ辻 椥』…名家のお嬢様がお見合い相手の問題を(勝手に)解決
- 『スプートニク』…他人同士のつながりや仕事、社会風刺をまじえながらコミカルに
- 『Travel journal』…編集者のたまちゃんと書店員ヒナの旅する漫画
- 『豚飼い王子と100回のキス』…童話をベースにした切なくて官能的な漫画
- 『くまえもん』…くまのぬいぐるみと社会問題を
- 『小煌女』…美しく切ない、未来のおとぎ話
- 『後宮』…古典をベースにした鎌倉時代の宮中エロス愛憎絵巻
- 『回転銀河』…今恋をしている人も、かつて恋をしていた人にも
- 『デイジー・ラック』…30歳幼なじみ四人の恋模様
- 『tsunamix(ツナミックス)』…初期短編集。リフォームとかホラーとか
- 『tsunamix2(ツナミックス)』…初期短編集2。王道少女漫画の中に見える海野つなみワールドが魅力
- 『キスの事情』…キスにまつわる医務にバス
- 『彼はカリスマ』…初期のオラオラ系男子王道少女漫画


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