『クロエマ5』海野つなみ

クロエマイメージ ミステリ

いよいよクライマックス!『クロエマ5』では、父親の元に戻ったエマが音信不通に。エマを救うため京都に向かうクロエ。

占いVS占い。そして衝撃のラスト。占いとパフェのビターなミステリ、終幕です。

講談社
¥792 (2026/08/21 20:09時点 | Amazon調べ)

『クロエマ5』あらすじ

「友達でもない自分がエマを助けに行っていいのか」

クロエは悩みつつもエマを救出するために京都へ。シモンくんも合流しエマの救出へ向かう。

父親であり占い師・寧山新月と秘書の戸間は、死んだ弟の代わりにエマに跡継ぎにするため、精神的な軟禁状態においていた。

そんなエマの今後をかけ、新月とクロエは占いで決着をつけることになり…。

私はどうしたらいいですか

新月と戸間の、自分に選択させているようで、実は選択肢を一つに絞るやり方にゾッとしました。「軟禁生活を紛らわすために散在させる」って女郎屋のやり口じゃないの…!

この二人の共感性ゼロのサイコパス、恐ろしいな。

相対的な占いで相手に適切な解釈を与えるクロエと、スピリチュアルな直感で絶対的な答えを導く新月。

答えは同じでも、どちらを選ぶかはその人次第。ということは、答えは自分の中にもともとあるのかもしれない。

そして、ラストが「え?ここで終わるの?」という展開で衝撃的でした。

「私はどうしたらいいですか」

人は常に、自分ではどうしようもない状態に陥ってしまうものです。そしてそれを打破するのって自分以外の他人の言葉だったりします。

占いというのは絶対的なものではなく、自分ではどうにもできない状況に新しい解釈を与えるものなのでしょうね。

それにしても、シモンくんの作るパフェ、どこかで食べられないかしら。

『クロエマ』のパフェ、『スプートニク』のフルーツどら焼き、『デイジー・ラック』の天然酵母パン。海野つなみ作品コンセプトカフェができたらいいのに。

あとがきを読むと、なんと私の大好きな『お見合い探偵 帷子ノ辻 椥』の連載が決まったとか。続編が楽しみすぎる!

著:海野つなみ
¥165 (2026/10/06 20:13時点 | Amazon調べ)

海野つなみ作品感想

コメント

タイトルとURLをコピーしました