美形でぶっ飛んでるギリシャの神々『ゆかいな神統記』尾羊英

コメディ

ゆかいな神統記』はギリシャ神たちの物語…。なのですが、近親相姦、単為生殖、男神の妊娠出産など、古典をベースにぶっ飛んだ解釈と、美しい描写で描かれる新しい神話です。

こんなギリシャ神話が読みたかった!

著:尾羊 英
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『ゆかいな神統記』あらすじ

ギリシャ神話自体がぶっ飛んだ設定なので、尾羊英さんの創作神話もありえそうな気がします。

神話紹介

父であるクロノスを倒し、くじ引きで神々の王に選ばれたのがゼウス。兄のポセイドンは海、ハーデスは冥界を担当することに。

そこからゼウスは結婚したりいろいろ浮気したりで主要な神々が生まれました。

  • アポロン(太陽、医術他)
  • アルテミス(月、狩猟)
  • アテナ(叡智、戦闘)
  • アレス(狂気、戦闘)

奥さんのヘラは対抗して単為生殖でヘパイトス(鍛冶)を出産しています。(諸説あり)

ヘルメスは生後0日でアポロンの牛を奪ったり、美少年を巡ってアフロディーテとペルセポネが争ったり。いろいろやりたい放題な神々なのでした。

しかしこれ、実話(神話)に実際書かれているんですよ。ギリシャの神々、ほんとぶっ飛んでるわ。

創作神話

創作神話では、ゼウスたちが女の子に変身したり、それで奥さんたちとイチャイチャ(百合)したり。

アレスはゼウスと正妻ヘラの実子ですが、親に嫌われているので伯父ハーデスのことが好きすぎたり。

もともとやりたい放題の神々なので、こんな創作神話もありえそう…。

美形でぶっ飛んだ神たちのエピソード

ゼウス

彫像だと髭面のおっさんのゼウス。しかしここは銀髪の超美形。

しょちゅう浮気をしては、その相手との子どもを頭から出産したり(アテナ)、太ももから出産したり(デュオニソス)しています。なんで??

しかし、浮気性の神(日本だと大国主命)は地方の神を統合する意味もあるので、一概に浮気とは言い切れない…のかな?

まあ、これだけ美形ならお相手だってまんざらでもないでしょうし。

ペルセポネ

ゆかいな神統記』のヒロイン、ペルセポネ(春の女神)。夫との仲は良好(推しだから)。たまにハーデスが女装したり、前髪をあげたりすると興奮しています。

愛される多神たち

日本では今も八百万の神々が信仰されていますが、ギリシャはキリスト教に、エジプトはイスラム教に代わり、それぞれ唯一神が崇められています。

愛すべき神々は信仰は廃れ、過去のものとなってしまった。でも、神々は今も愛されています。漫画やラノベのキャラクターとして。これも一種の信仰なのかもしれません。

ギリシャ神話をモチーフにした尾羊英さんの『落ちぶれゼウスと奴隷の子』も面白いです。

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